SIBO(小腸内細菌異常増殖症)が治らない人がやってしまっている悪い習慣

 

お腹の不調の原因が SIBO だと分かっていて、治療を続けているのに「全然治らないなぁ」とお悩みのみなさん、実はその普段の習慣が SIBO を悪化させてしまっているかもしれません。

 

SAKULABO へ寄せられるご相談や、桜ヶ丘整体院にご来院されるお客様の多くが、SIBO が治らないというお悩みを抱えていますが、SIBO を治すために行っている普段の習慣を伺うと、ほとんど SIBO に対して逆効果の習慣をしてしまっている方が多くいらっしゃいます

 

 

今回のコラムでは、SIBO を悪化させてしまう習慣をピックアップし、SIBO を治すための習慣を理解してもらいたいと思います。

 

 

SIBOが治らない人がやってしまっていること

 

SIBO の治療を試みている方は、サプリメントの服用FODMAP の実践などをしているかと思います。

 

もちろんそれらは SIBO を治していく上で大切になりますが、使い方や方法を間違えると逆効果になってしまいます。

 

SIBO がなかなか治らないという方の多くがやってしまっていることは、主に以下の3つです。

 

  1.  飲んでいるサプリメントが、腸内でガスを増やしてしまうものだった 
  2.  よかれと思い野菜(食物繊維)をたくさん食べている
  3.  FODMAP を減らせていない

 

SIBO に限らず、病を治すためには知識を正しく活用することが大事です。

 

 

SIBOが治らない原因① 飲んでいるサプリメントが、ガスを増やしていた

 

SIBO や過敏性腸症候群などをはじめ、お腹の不調に効くというサプリメントは無数に販売されています。

 

インターネットで検索してみても、たくさんのサプリメントが出てきます。

 

サプリメントを飲んでいる方に特に多いのが、「医者が勧める」「薬剤師が選んだ」など説得力のあるキャッチコピーのものを選ぶことや、外国の製品だから効果がありそうという理由で選んでいるケースが多いようにうかがえます。

 

実際に、桜ヶ丘整体院に来られるお客様や、 SAKULABO にご相談いただくお客様に飲んでいるサプリメントをお伺いすると、大体の製品に「果糖(フルクトース)、食物繊維、オリゴ糖(難消化性デキストリン)、乳酸菌、ビフィズス菌、酵母、大豆、植物油」などの成分が含まれていることに気づきました。

 

SIBO で大切なことの一つは、増えた細菌を減らすことにあります。そのためには、細菌のエサになるような食品を減らさなければなりません。

 

果糖と食物繊維は、細菌にとっての一番のエサになります。上記のような糖が含まれたサプリメントでは、細菌を減らすどころか、細菌にエサを与えているような状態です。

外国製のサプリメントでも、成分表示に「fructose」と書いてある場合は「果糖」が含まれているので飲まないほうが良いと思います。

 

植物油(リノール酸)は、体内で炎症を促す成分が含まれているので好ましくありません。

 

SIBO が治らずお困りでサプリメントをよく飲んでいる方は、今飲んでいるサプリメントの成分表示を確認してみて下さい

 

 

 

ちなみに、体質研究所で販売しているサプリメント「ガットサポートは、細菌のエサになる成分は含んでいません。

 

  『 ガットサポート 』

 

 

 

SIBOが治らない原因② 野菜(食物繊維)を食べすぎている

 

SIBO が治らないとご相談に来られる方は、野菜をたくさん食べている ことが多いです。

 

野菜をたくさん食べて何が問題なの?と思うかもしれませんが、SIBO を治していく上で重要な点は、増えた細菌を減らすことにあります。

 

もちろん、食物繊維は私たちの健康に必要ですが、実は一日の必要量はそれほど多くないのです。

 

さらに、食物繊維は小腸ではまったく消化されないため、大腸にそのまま届き腸内細菌のエサになります。

 

このことから、最近では「腸活」に良しとされ、食物繊維をたくさん含んだサプリメントや、食物繊維たっぷりの野菜ジュースなどがブームになっていますが、SIBO ではそれが逆効果になってしまっているのです。

 

SIBO は、小腸に細菌(特に普段小腸にいないような菌)が増えてしまっているため、" 大腸にそのまま届き腸内細菌のエサになる "ものを食べると、大腸に届く前に小腸にいる細菌のエサになってしまい、余計に細菌が増えてしまいガスの発生も増えてしまいます

 

また、最近では「ダイエット」製品として、難消化性デンプン(レジスタントスターチ)が流行っていますが、これも SIBO では逆効果です。

 

難消化性デンプンのウリは、「消化されずに大腸に届くため、腸内細菌のエサになる」というところです。

 

こちらも食物繊維同様、大腸に届く前に小腸にいる細菌のエサになってしまい、余計に細菌が増えてしまいガスの発生も増えてしまいます

 

SIBO が治らないとお悩みの方、野菜の摂取量などを見直してみて下さい

  

 

ちなみに、野菜の食べ過ぎによる弊害については、以前ラジオ「体質改善LABO」でお話しました。

▼ よろしければご参照ください。

 

 

ちなみに、どのような野菜をどれくらい食べるのが良いかは、

こちらの『自律神経を整える食事』が参考になります。

 

 

 

SIBOが治らない原因③ FODMAP を減らせていない

 

SIBO の治療で、細菌の増殖を抑え、ガスの発生を防ぐために必要な食事として「低FODMAP」を実践している方は多いと思います。

 

しかし、気づかぬ うちに FODMAP を食べてしまい、あまり効果を感じられていない方もいるのではないでしょうか。

 

F : Fermentable(発酵性)豆類、芋類など

O   : Oligosaccharides(オリゴ糖)小麦、豆類、芋類、バナナ、タマネギ、ニンニク、ゴボウ、大豆など

D   : Disaccharides(2糖類)乳製品、アスパラなど

M  : Monosaccharides(果糖)果物、お菓子など

A   : And

P   : Polyols(人工甘味料)ガム、ミンティア、清涼飲料水、リンゴなど 

 

 

なぜ意識しているのに FODMAP を避けられていないのか、それは分かりにくいように紛れているからです。

特に、タマネギ、大豆、小麦、人工甘味料などです。

 

以前、テレビ番組で「なくなったら困る野菜ランキング」というものでタマネギが一位に上がっているのを見ました。

 

それだけタマネギは幅広く調理に使われているのです。例えば、カレーハンバーグにもタマネギが含まれています。

 

これらの加工食品には、タマネギだけでなくほとんど大豆と小麦がセットで入っていたりします。

 

また、米粉パンなども米粉100% というのはめずらしく、大体米粉と小麦粉を合わせて作っていたりします。

 

そばも10割そば以外は、そば粉と小麦粉が混ざっていたりします。

 

 

糖質オフ糖類ゼロの表記がある製品は、糖の代わりに人工甘味料が入っているケースがほとんどです。

 

人工甘味料は消化されない代わりに、腸内細菌のエサになっています。

 

 

気づかぬうちに FODMAP を食べてしまうことを避けるため、食品を買う際に、成分表示を確認する癖をつけると良いと思います

 

 

SIBOを治すためにするべきこと

 

SIBO が治らないと悩んでいる方は、

まず上記のようにサプリメントを見直すことと、野菜は食べすぎていないか、食べている製品にFODMAP が含まれていないかを再度確認してみて下さい。

 

繰り返しになりますが、SIBOを治すために必要なことは、

 

これ以上小腸で細菌を増やさないことと、増えてしまった細菌を減らしていくこと

 

です。

 

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SIBO に限らず、病を治すためには知識を正しく活用することが大事です。

 

 正しい知識を身に付け、根本からしっかり治していきましょう。

 

そのために私たちもサポート致しますので、困っていることなどありましたらお気軽にご相談ください。